シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」

シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」は、シナリオ公募コンクール受賞のためのノウハウを徹底的に追求していく唯一無二のサークルです。

シナリオ発想法

ストーリーの構図が普遍的であればあるほど、その中に何らかの新しい要素を入れなければならない

こんにちは。サロンの吉野です。 新型コロナ感染予防の観点から、現在ゼミナールを休講していますが、その間、熱心な会員の方々からは、三行ストーリーやあらすじを、私宛にどんどん送ってきてくださいます。 送ってくだった三行ストーリーの中に、このブロ…

時事ネタ(痛みを伴うネタ)の扱い方 ~当然、今はコロナではない~

こんにちは。サロンの吉野です。 コロナウィルス騒動の中、お仕事や学校のことで、今は創作どころではない……と思っていらっしゃる人も多いのではないかと思います。 それでも熱心な人は、こういった時期だからこそ、創作をする絶好のチャンスだと考えている…

『パラサイト 半地下の家族』に見るエンターテイメントと社会性の共存

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。韓国映画『パラサイト 半地下の家族』が、第92回アカデミー賞で作品賞を初め、最多4部門を受賞したことは記憶に新しい出来事です。 監督ポン・ジュノの創る映画は、今回、栄冠を掴んだ『パラサイト …

何を書いたら良いのかわからないという人は、まずは自分が今一番関心がある「事」や「物」に目を向けてみる

こんにちは。サロンの吉野です。最近、公募コンクールに応募したいと考えていても、何を書いたら良いのかわからない……。あるいはネタが何も見つからない、全く浮かばない……とおっしゃる人が意外に多いように感じます。そんなときは、すぐにストーリーらしい…

【公募コンクール受賞のための超基礎集中講座】開講のご案内

今晩は。サロンの吉野です。創作交流サークルサロンでは、2020年に何がなんでも公募コンクールを受賞したい!と思われている方々を対象に、受賞方法、秘訣のエッセンスを濃縮した『公募コンクール受賞のための超基礎集中講座』を開講します。文字を介するあ…

シナリオ発想法7 関心のある「事」「物」(キーワード)から発想する

こんにちは。サロンの吉野です。 前回はストーリーを考えるのは最後!というお話をしました。 今回はその続きになります。 ■まずは思いついた単語から始める 例えば、皆さんの中に『立て籠り』という単語(キーワード)が頭に浮かんだとします。 立て籠りとは…

よくシナリオで「人間をしっかりと描きなさい」と言われるが、どうすれば人間を描くことができるのか?

こんにちは。サロンの吉野です。 小説家を目指している人も、シナリオライターになろうとしている人も、よく指導を受けている先生などから、「もっと人間をしっかりと描きなさい」のような言葉をもらうことがあるのではないでしょうか。 なんとなく解った気…

既存の作品に似ていると言われがちな人へ

こんにちは。サロンの吉野です。 よく人から自分の作品に対して、「××の作品と似ているんじゃない?」とか、「××とそっくり!」などと指摘される方は、少なからずいらっしゃるのではないかと思います。 元々他人が創ったものに感動して、創作を始められる人…

シナリオ発想法6 「~っぽい」という概念から抜け出す

こんにちは。サロンの吉野です。 前回に引き続いて、創作テレビドラマ大賞一次審査で感じたことをお話したいと思います。 今回の一次審査の結果を見て、はっきりとわかったことがいくつかありました。 一つは、ある種偏った考えのもとで、それぞれのコンクー…

2019年7月クール連ドラ鑑賞日記1 ストーリーの縦軸と横軸のバランスのあり方について

こんにちは。サロンの吉野です。 私は仕事柄、連ドラの第1話は極力観ているようにしています。 今週から7月期クールのドラマがスタートしました。 まずは日曜日のTBS『ノーサイド・ゲーム』から観る予定でしたが、うっかりとオンエア、録画ともに忘れてしま…

シナリオ発想法5 違和感の無いアイデアの組み合わせ方

こんにちは。サロンの吉野です。 前回は使い古されたネタ、アイデアをアレンジするには、どうしたら良いのか?ということでお話を進めました。 その方法の一つとして、「既存のアイデア(作品の)と既存のアイデア(作品の)の組み合わせ」を行うことが有効であ…

使い古されたネタは、どうアレンジすれば良いのか?

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 6月末締め切りのコンクールも終わり、ホッとされている方もいらっしゃいましたが、早速次のターゲットに向けて始動している方もあり、昨日はそんな方々の発表がありました。 ■どこかで観た聞いた話…

他人の作品に対する評価は的確なのに、自分の作品を客観的に見つめることが苦手な人にある特徴

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 その中、一つの話題で大きな議論になりました。 話題になったのは、他人の作品に対しては、的確な指摘、コメントができるにも関わらず、自分の作品に対しては、中々客観的に見つめることができない…

物語の発想について2 数学的な公式に当てはめるのも効率的な方法の一つ

こんにちは。サロンの吉野です。 一昨日のゼミで触れたことをお話します。 ある会員の方のあらすじの発表があり、そのあらすじを聞かれた別の会員の方から、「聞いていて、この話の中に、テーマらしいものが見えにくい……」という意見がありました。 もちろん…

史実に基づいた創作を行う場合、その史実の当事者だった人々にまずは思いを馳せる

こんにちは。サロンの吉野です。 一昨日のゼミで、もう一つ話題になったのは、史実を扱った作品を書くときに、注意しなければならないことについてです。 実際にプロが作っている映画やテレビドラマなどの作品にも、史実に基づいたことを題材にしたものが、…

物語を作ろうと思ったら、現在からちょっと先の世の中を想像してみる

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 その中で議論になったのが、「お墓」についてです。 どうして「お墓」が議論になったのかというと、会員の方のコンクールのネタがきっかけですので、あまり詳しいことはお話できません。 ただ、時…

物語では恋に理由は必要!

こんにちは。サロンの吉野です。 「恋することに理由はない」という言葉があります。 「恋することに理由はいらない」でも、「恋することに理由は必要ない」も同じ意味になります。 シナリオ診断を受けられた方の作品に、「男女間に恋愛感情があるのかないの…

どうしても説明したいときは小道具に語らせよう

こんにちは。サロンの吉野です。 一昨日のゼミで議論になったことをお話します。 それはシナリオを創作する上で、度々話題に上がる「説明」についてです。 以前の記事でも説明については触れてきましたが、ゼミでのこの話題のきっかけを作ってくださった方が…

主人公が一切成長変化しないパターンもある

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 ここ数回、ドラマにおいての主人公と副主人公のあり方について述べてきました。 昨日は創作テレビドラマ大賞応募者のシナリオ診断がいくつかありまして、その席でもこの主人公と副主人公の関わり方…

主役が主人公とは限らない映画色々

こんにちは。サロンの吉野です。 作品を書くときに、誰が主人公であるのかを、はっきりとさせることは、非常に大事です。 コンクール作品の中には、主人公よりも二番手の人物のほうが魅力的だ、なんていう批評をもらうものが結構多くあり、その作品が受賞し…

現代を象徴する"正論おじいさん"の一件

こんにちは。サロンの吉野です。 今朝のテレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』で、三重県松阪市に住む89歳になる老人と、地元商店街の人たちとの争いが特集されていました。 89歳の老人は、店の敷地からちょっとでも商品や幟などが歩道に出ていると、散々…

一本のシナリオ作品として見た山ちゃん蒼井優の結婚会見

こんにちは。サロンの吉野です。 先日、南海キャンディーズの山ちゃんこと山里亮太さんと女優の蒼井優さんの結婚会見を観ました。 高齢者が起こしてしまう交通事故や通り魔が引き起こす事件など、暗いニュースばかりの昨今です。輪をかけて金融庁から年金の…

表現の幅が広がるラジオドラマ 後編

こんにちは。サロンの吉野です。 前回に続き、ラジオドラマの特性とコンクールで受賞できるモチーフについてお話していきたいと思います。 今回は後編の「ラジオドラマコンクールで受賞できるモチーフ」についてです。 ラジオドラマでも、映像シナリオのコン…

登場人物の性的願望をコンクールではどのように表現するか

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 創作テレビドラマ大賞の締め切りまで一ヶ月を切り、応募される方々の真剣さが伝わってくるゼミになりました。 その中で議論になったのは、登場人物の性的願望を、映像描写でどのように表現するかで…

長く愛され続ける作品の条件

こんにちは。サロンの吉野です。 明日から山崎豊子原作の『白い巨塔』が、5夜連続でテレビ朝日で放送されます。 主人公の財前五郎役は、V6の岡田准一さんです。 『白い巨塔』と言えば、五十代の私としては、亡くなった田宮二郎さん演じる財前五郎が、まず頭…

シナリオの勉強法8 硬直化したセリフとト書きの改善

こんにちは。サロンの吉野です。 今回は、シナリオを形作る上での根幹部分であるセリフとト書きについてお話していきたいと思います。 これまでに私は、2000本以上のコンクール応募作品を読んできましたが、その中の多くの作品に共通するミスがあります。 そ…

シナリオ発想法4 歴史上の人物の描き方 

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日は、ゴールデンウィーク真っ只中ではありますが、ゼミを開催しました。 いつも通りに、会員の方々に来ていただき、いつものように実りの多い発表がありました。 皆さんは、実在した歴史上の有名な人物をモチーフにシナリ…

シナリオの勉強法7 コンクールの構成は小バコを中心に考える

こんにちは。サロンの吉野です。 前回の続きまして、構成についてのお話をさせていただきます。 以前の記事で、シナリオの構成をする中で、ハコ書きを作ることが有効だというお話をしたかと思います。 皆さんの中にも、コンクール作品を書く際に、ハコ書きを…

シナリオの勉強法6 シナリオ構成術とフィギュアスケートのプログラムの相似関係

こんにちは。サロンの吉野です。 今回はシナリオの構成術についてお話したいと思います。 皆さんは、シナリオを書くときに、「構成」というものを意識して書かれますか? 構成については、シナリオの学校などでも、基礎の段階でカリキュラムに入れている場合…

ラジオドラマコンクール応募のお薦め

こんにちは。サロンの吉野です。 今回はラジオドラマコンクール応募のお薦めについてお話したいと思います。よくラジオドラマは、小説に似ていると言われます。 映像であれば、どんな人がどんな格好で、どんか服装をしているのか「目」で見れば、はっきりと…