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嫌いなジャンルでも好きになる法則

こんにちは。サロンの吉野です

昨日、サロンのゼミがありましたので、今日はそのお話をさせていただきたいと思います。

その前に、昨日の記事で、Γ現代性のあるテーマとストーリーのジャンル」のお話をしてきたのですが、嫌いなジャンルのストーリーでも、引き込んでしまう法則について述べたいと思います。

 

私はラブストーリーが苦手です。

映画館に行っても、レンタルDVDショップに立ち寄っても、まずラブストーリーをチョイスすることはありません。

理由は色々ありますが、それは話の本質とは関係ありませんので、ここでは省かせいただきます。

 

そんなラブストーリー嫌いの私が、毎回欠かさずに観ていた連ドラがありました。

2000年に、TBS 日曜劇場でオンエアされていた『ビューティフル・ライフ』というドラマです。

木村拓哉さん、常盤貴子さん主演で、当時、乗りに乗っていた北川悦史子さん脚本の作品です。

北川さん脚本の作品は、『ロング・バケーション』や『愛してくれと言ってくれ』など、大ヒッした作品が当時あったのですが、誠に申し訳ないのですが、正直、私の好みのドラマではありませんでした。

ところが『ビューティフル・ライフ』だけは違いました。

それは、昨日述べましたΓ現代性のあるテーマ・モチーフ』が、この作品にはあったからです。

今では誰でも知っているΓバリアフリー」とい言葉ですが、恥ずかしいことに、私はこのドラマで初めて知ったのです。

2000年当時は、たぶんまだ浸透していない言葉だったのかもしれません。

言わずとして知れた主演の一人、常盤貴子さんの役が障害のある方だったからです。

このドラマは、障害者目線でしっかりと描かれていて、単なる難病もののラブストーリーでとどまらない作品になっていたと、私は思いました。

実際、他の北川さん脚本よりも高い視聴率、特に最終回の視聴率40%越えは語り草になった程です。

つまり今回の記事で何を一番言いたかったというと、私のように他人の恋愛に興味が全く無くて、ラブストーリー自体が嫌いという人間でも、興味を引かせることができるのが、併せてΓ現代性」あるいはΓ社会性」のあるテーマも持ってくることだ!と思うのです。

長くなってしまったので、一旦締めます。

次回は、予告通り、昨日のゼミについて述べさせていただきます。