シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」

シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」は、シナリオ公募コンクール受賞のためのノウハウを徹底的に追求していく唯一無二のサークルです。

シナリオの勉強を続ける期間

こんにちは。サロンの吉野です。
前回の記事で、タイトル及び文章の文字に表記ミスがありました。文字は訂正して、再公開しております。大変失礼いたしました。

今日のテーマは、シナリオで結果を残していくまでの期間についてお話していきたいと思います。
結論が言いますと、私はそのような期間は無いと思います。
創作が、そしてシナリオを書くことが楽しいと思えるのであれば、その時々の結果の如何に関わらず、目指す結果を求めて努力していけると思うのです。
サロンの会員の方の中にも、そうした気持ちで、日々頑張っていらっしゃる方々がたくさんいます。
ただ、今日のテーマは、コンクールで賞をとって、それを足掛かりにプロを目指す!という明確な目標を持っている方を対象に、お話を進めたいと思います。

実は私も勤めていた会社を辞めて、プロの脚本家を目指していた頃、明確な目標を持ってました。
その目標が下記になります。

「三年以内に何らかの賞を取って、業界にあたりをつけて、デビューに繋げる」

40歳近いサラリーマンの人間が、会社を辞めてまで持つ目標ではないということはわかっていましたが、その時の私は脚本家になる夢だけで、頭の中は一杯だったのです。
三年という時間は、当時会社から支給された退職金と、若干の預貯金で、その間は何とかなっていくだろうと考えられる期限でした。
実際に、二年を過ぎた頃から、コンクールで賞を取り出して、業界の方ともお近づきになれたり、三年目には、脚本のお仕事らしいお仕事もいただけるようになりました。
実はそこから先にも大きな壁があって、プロの厳しさを否応なしに知ることにはなるのですが、今日のテーマからは離れてしまうので、それはまたの機会をお話したいと思います。

要するに、今日何が言いたいかと申し上げますと、プロになりたい!という目標があるにも関わらず、皆さん諦めが早いのではないか……と思うのです。
つまり一、二年で目標を諦めてしまう人が、私の知る限り、非常に多いと思わざるを得ません。
私の場合、脚本家を目指す際に、自分から見ても非常に無謀な選択をしたのですが、その分必死になっていたことも確かです。
私のケースを参考にして欲しいとは、口が避けても言えませんが、条件こそ違え、皆さんもう少し必死になっても良いのではないかと思うのです。
その必死さの表れが、「とりあえずは三年頑張ってみる!」ということです。
石の上にも三年とはよく言ったもので、人が事を成す最低の期限、期間が三年、だと私は思います。
ですので、プロのシナリオライターになりたい!脚本家になりたい!と、真剣に思っている方がいらっしゃいましたら、少なくとも三年間は必死に頑張っていただきたいと、私は思います。
「三年経っても、何も起きない……」と嘆いている方がいらっしゃれば、それは皆さんご自身の必死さに何らかの問題があること知っていただきたいと思うのです。