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シナリオ発想法3 "もしも~がだったら~"実践編"

こんにちは。サロンの吉野です。
今日は、ドラマの発想法、改めシナリオの発想法の3回目になります。
先日の記事で、シナリオコンクールの発想法の一つとして、バラエティー番組で、かつてドリフターズがやっていた"もしも~が~だったら……"というシチュエーションコントが、発想として有効であるとお話しました。
今日は、その実践編です。

サロンのゼミでも、発表が少ない日などに、この発想法のトレーニングをしていますので、皆さんもご一緒にお考えいただきたいと思います。

まず初めに、元になるキーワード、一番分かりやすいシチュエーションとして職業や人物の個性を考えます。
次の要領です。

「もしも結婚詐欺師だった女性が、~になったとしたら……」

その逆バージョンでもOKです。

「もしも~だった女性が、結婚詐欺師になったとしたら……」

空欄の~に、意外性のある職業の人、あるいは意外な個性のある人を入れていくと、ドリフのコントのように、面白いシチュエーションができます。
ドリフの場合は、笑わせることを目的としたコントなので、選んだ職業がドラマには滴さないこともありますが、劇的な要素を持ったコメディならば、通用するものもあると思います。
また、シリアスなドラマでも、この発想法は有効になります。
要するに、元のキーワードとの組み合わせに意外性があれば、コメディでもシリアスでも、面白いアイデアを作ることができるのです。

~と~の組み合わせは、自由ですが、出来れば、対照的な性質、性格、気質、職業を持った人と人の組み合わせが面白くするコツだと思います。
例えば、結婚詐欺師だった女性が、全く正反対の正義を守る職業になったら……のようにです。
もちろん悪から悪、善から善のままでも良いのですが、その際は全く違った動機や理由など、環境による意外性のある変化などを考えると良いのではと思います。

いずれにしても、"もしも~"の発想法は、意外性を組み合わせるツールとして、非常に有効な手段ですので、お試しいただけたらと思います。

それと今日はゼミがありましたので、その内容については、次回にご報告させていただきます。