シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」

シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」は、シナリオ公募コンクール受賞のためのノウハウを徹底的に追求していく唯一無二のサークルです。

既存の作品に似ていると言われがちな人へ

こんにちは。サロンの吉野です。
よく人から自分の作品に対して、「××の作品と似ているんじゃない?」とか、「××とそっくり!」などと指摘される方は、少なからずいらっしゃるのではないかと思います。
元々他人が創ったものに感動して、創作を始められる人が多いのですから、他人の創作物を真似して覚えていることは、初期段階として、通るべき道の一つではないかと思います。
ただ、何度何度も同じようなことを言われたり、悪気(いわゆる盗作の気持ち……)があるのであれば、やはり大きな問題になるのではないでしょうか。
そこで、このブログでもサロンのゼミでも、繰り返し申し上げているのが、

「ストーリーらしいものを、先に考えない!」

ということです。

いわゆる「ストーリー」と呼ばれるものの数は、そんなにたくさんあるものではありません。
数限られたものから選べば、必然的に似たようものを作ってしまいかねません。
ただし、どのストーリーとも、全く似ていない……というのを考えるのも、これは無理な話です。
どこかが似ている……のは、ある意味仕方がないことなのです。
それでも似すぎている……とか、そっくり!と言われないために必要なのは、以前の記事でも述べましたように「組み合わせ」になります。
「組み合わせ」は、発想法の中でも、最も有効なものの一つになります。
既存のものと既存のものの「組み合わせ」を巧みに取り入れることが、今日のように情報過多の時代にいる創作者には、絶対不可欠なスキルになるのではないでしょうか。
ただし、巧みな「組み合わせ」を作るためには、当然数多くの既存の作品を知っていなければなりません。 
それには日頃から映画を観る、シナリオを読むなどの勉強が、何よりも大事になってくるのです。



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