シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」

シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」は、シナリオ公募コンクール受賞のためのノウハウを徹底的に追求していく唯一無二のサークルです。

おもてなしの気持ちが無いコンクール作品は落選するのが当然

こんにちは。サロンの吉野です。
コンクールに何度も応募しているが、中々思うような結果が得られない……と思っている人は多いのではないでしょうか。
敗因として、アイデア不足だったり、テーマが解りづらかったりなどがありますが、そもそもシナリオを書く力が絶対的に足りないということも、最も大きな比重を占めると思います。
ただ、そうした技術面のマイナスではなく、自身の創作(コンクール作品)に対する姿勢や心構え、つまり精神面に、何らかの問題があるのも、技術面と同様に大きなウエイトを占めていると思います。


創作した作品に納得するのは自分? それとも他者?
ご自分の描きたい世界や好きなジャンルを、コンクール応募作品に持っていくのは当然です。
創作することの醍醐味は、「自分の描きたい世界を具現化すること」にあるからです。
ただ、ご自分の描きたい世界を描くことだけで頭が一杯になってしまい、肝心の「誰があなたの作品を読んで、評価してくれているのか?」に思いが至らないことです。
要するに、エンターテイメント(=おもてなし)というものは、自分以外の人が如何に楽しんでくれるのか?が、すべての判断基準になるからです。
当然、あなたが書いた作品に満足するしないは、あなたご自身が決めるのではなく、それを読んでくれた人(=コンクールの場合は審査員)になるのです。


自分の関心と他者の関心の両立を図る
先ほども述べましたように、創作はご自分の描きたい世界を描くことに尽きます。
ご自分が関心の無いことを描いても、どこか絵空事になってしまうからです。
但し、ご自分が関心のあることだけを描いても、他者が全くそれに関心を示さなければ、片手落ちになるのは当然になります。
それがコンクールの舞台であれば、当然落選の憂き目に遭うことになるでしょう。
エンターテイメントを目指されている方。
あるいはコンクールで良い成績を残したい方は、こんな考え方をされてはいかがでしょうか。

自分の思い40%
他者の期待60%

大雑把な目安ですが、こんな比率で、ご自分の創作を見直しているのも良いのではないかと思います。



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