シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」

シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」は、シナリオ公募コンクール受賞のためのノウハウを徹底的に追求していく唯一無二のサークルです。

サロン会員コンクール受賞のお知らせ

こんにちは。サロンの吉野です。
新型コロナ騒動で、不安が募る世の中ですが、創作交流サークルサロンにとっては、嬉しいお知らせがありました。

1月10日に締め切られた「第48回創作ラジオドラマ大賞」で、サロン会員の水城孝敬さんの書かれた『ほぞ』が、佳作第一席を受賞されました。

水城さんは、今回の作品のモチーフである若年性認知症を初め、様々な精神疾患に悩む人間の姿を描いていらっしゃる方です。
受賞が決まった前日のゼミで、私は水城さんに「水城さんが創作をする方向性みたいなものが、完全に見えてきたね」のような話をしました。
創作者は、脚本家だろうが、小説家だろうが、映画監督だろうが、漫画家、漫画原作者だろうが、一つの得意分野を持つことが、私は大切だと思っています。
この分野ならば、自分は他人に絶対負けない!という専門的な知識や経験を持つことが、創作者には必要だと思います。 
それを持つことが、その作者の作品を描くモチベーション、つまり方向性に繋がると思うのです。
水城さんの「様々な精神疾患に悩む人間を描く」という作品の方向性は、その病に対する専門知識があるからこそ、成立しているのです。
仮に知識が無いのに描こうとすると、差別や偏見を生みかねない危険性も孕んでいるのです。

皆さんも公募コンクールを目指すのであれば、何らかの「専門性、専門知識」を持つようにするのが良いのではないかと思います。



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最も尊いのは、書いて応募すること。フジテレビヤングシナリオ大賞に応募された方、お疲れ様でした

こんにちは。サロンの吉野です。
フジテレビヤングシナリオ大賞に応募された方は、お疲れ様でした。 

同時に、テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞の一次審査通過作品も発表されました。
コンクールに応募する人には、否が応でも、「結果」が突きつけられます。
結果とは、「落選する」、「通過する」、「受賞する」の3つの他に、もう一つあります。
そのもう一つの「結果」とは、「書いて応募する」こと。

この「書いて応募する」ことが、中々できない人が、たくさんいるのです。
私は何よりも、書いて応募できる人を一番尊敬しています。
テレ朝で一次を通過した人も、残念ながら落選した人も、書いて応募された結果ですので、あまりこだわらずに、次にチャレンジしていていただければと思います。
いつも申し上げていますが、コンクールは水物であり、運不運の要素も非常に高いものです。
ただし、落選した方は、何故、ご自分の作品が落選してしまったのか?という分析だけは、必ずしておいていただきたいと思います。
分析の精度が上がってくれば、必ず次のチャレンジの「結果」に繋がっていくはずです。
出てしまった「結果」を前向きに考える上でも、非常に大切なことだと思います。



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どんな危機も終わらせ方が大事 1980年角川映画『復活の日』を再び観て

こんにちは。サロンの吉野です。
昨日は今月最後のゼミがありました。

会員の皆さんには、既に3月前半のゼミナール休講の連絡をしていましたし、大きなイベントも軒並み中止になっているので、昨日はどなたもゼミにいらっしゃらないのではないか?と思っていたのですが、3名の方が来てくださいました。
リスクのある中、本当にありがとうございました。

私の人生の中で経験した社会不安の例としては、オウム真理教サリン事件や東日本大震災等がありましたが、今回の感染症不安は、これまでの不安とは異質なようなものに思えます。
要するに何が違うかというと、対策が早ければ被害が最小限に止められるという点にあるということです。
 
対策が後手後手という言われている日本の政府ですが、この2、3日で、ようやく動き出した感があります。
故に唐突感が否定できない部分があり、対策をこうじることによる副作用も多々あるのですが、場当たり的でもやらないよりはましだと、私は思います。
大切なのは人ひとりの命なので。

感染症核兵器のダブルで、人類が全滅してしまう様を描いた1980年に公開された日本映画『復活の日』に、こんなシーンがあります。   

既に医療が崩壊している病院ながらも、必死に患者に対応する医師と看護婦(看護師)。
看護婦役の多岐川裕美が、医師の緒方拳に問うセリフ。
多岐川「こんなことがいつまで続くのでしょうか?」
緒方「どんなことでも終わりのないものはない。どんな終わらせ方をするかだ」

とにかくビジョンを持って、政府にはこの危機に対処していただきたいと思います。



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