どんな危機も終わらせ方が大事 1980年角川映画『復活の日』を再び観て
こんにちは。サロンの吉野です。
昨日は今月最後のゼミがありました。
会員の皆さんには、既に3月前半のゼミナール休講の連絡をしていましたし、大きなイベントも軒並み中止になっているので、昨日はどなたもゼミにいらっしゃらないのではないか?と思っていたのですが、3名の方が来てくださいました。
リスクのある中、本当にありがとうございました。
私の人生の中で経験した社会不安の例としては、オウム真理教のサリン事件や東日本大震災等がありましたが、今回の感染症不安は、これまでの不安とは異質なようなものに思えます。
要するに何が違うかというと、対策が早ければ被害が最小限に止められるという点にあるということです。
対策が後手後手という言われている日本の政府ですが、この2、3日で、ようやく動き出した感があります。
故に唐突感が否定できない部分があり、対策をこうじることによる副作用も多々あるのですが、場当たり的でもやらないよりはましだと、私は思います。
大切なのは人ひとりの命なので。
感染症と核兵器のダブルで、人類が全滅してしまう様を描いた1980年に公開された日本映画『復活の日』に、こんなシーンがあります。
既に医療が崩壊している病院ながらも、必死に患者に対応する医師と看護婦(看護師)。
看護婦役の多岐川裕美が、医師の緒方拳に問うセリフ。
多岐川「こんなことがいつまで続くのでしょうか?」
緒方「どんなことでも終わりのないものはない。どんな終わらせ方をするかだ」
とにかくビジョンを持って、政府にはこの危機に対処していただきたいと思います。