シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」

シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」は、シナリオ公募コンクール受賞のためのノウハウを徹底的に追求していく唯一無二のサークルです。

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

出し終えたコンクールのことは忘れてしまう

こんにちは。サロンの吉野です。 本日は創作テレビドラマ大賞の締め切り日です。 応募する予定で、既に応募原稿を投函された方、ぎりぎりまで推敲に励んでいて、まだ投函されていない方、いずれにしても大変お疲れ様でした。 応募された皆さんが、良い結果を…

物語の発想について2 数学的な公式に当てはめるのも効率的な方法の一つ

こんにちは。サロンの吉野です。 一昨日のゼミで触れたことをお話します。 ある会員の方のあらすじの発表があり、そのあらすじを聞かれた別の会員の方から、「聞いていて、この話の中に、テーマらしいものが見えにくい……」という意見がありました。 もちろん…

本当は観客、視聴者に対して「説明」したいことなのに、そのことを知っているはずの登場人物に、それを会話で「説明」してしまうシナリオ上の失敗

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 シナリオ診断も、ほぼ終わりに近づき、診断を受けられた皆さんの最終的な直しの発表が、昨日は中心になりました。 それらの中で、主人公が副主人公に対して、大きな誤解をしているという設定の作品…

創作テレビドラマ大賞締め切りまで、あと4日 最後の最後まで粘って出来ること

こんにちは。サロンの吉野です。 創作テレビドラマ大賞の締め切りまで、あと4日になりました。 4日で出来ることは限られてきます。 とにかく最後の最後まで、「セリフ」を見直していただきたいと思います。 例えば、「君はバカだ」というセリフがあったとし…

定時で帰れる選択肢があることの幸せ 多様化する視聴層に、テレビドラマは今後どこにターゲットを絞っていくのか 

こんにちは。サロンの吉野です。 昨晩、新潟の地震の影響で、最終回の放送が延期になっていたTBSのドラマ、『わたし、定時で帰ります。』を観ました。 初回を観たきり、その後はあまり観ていなかったのですが、視聴率的には、想定の基準をクリアしていたみた…

雰囲気のある作品 雰囲気が無い作品 シナリオコンクール審査での無視できない感覚

こんにちは。サロンの吉野です。 6月はシナリオコンクールの締め切りがとても多いのですが、皆さんが応募される作品をシナリオ診断で拝読するときに、いつも感じることがあります。 それは、その拝読した作品に「雰囲気」があるか無いかということです。 「…

コメディリリーフの正しい使い方 シリアスドラマにおける役割と演じるキャラクターの選定

こんにちは。サロンの吉野です。 一昨日にゼミがありました。 会員の方の発表で、コメディリリーフに関する内容がありましたので、今回はそこに触れていきたいと思います。 ■コメディリリーフの役割 コメディリリーフとは、シリアスな展開のドラマの中で、一…

創作テレビドラマ大賞締め切りまで一週間

こんにちは。サロンの吉野です。 創作テレビドラマ大賞に応募されている方は、締め切りまで、あと一週間になりました。 とにかく残り日数を有効に使っていただきたいと思います。特に残り一週間の推敲で大事なのは、セリフの見直しになります。以前に記事に…

史実に基づいた創作を行う場合、その史実の当事者だった人々にまずは思いを馳せる

こんにちは。サロンの吉野です。 一昨日のゼミで、もう一つ話題になったのは、史実を扱った作品を書くときに、注意しなければならないことについてです。 実際にプロが作っている映画やテレビドラマなどの作品にも、史実に基づいたことを題材にしたものが、…

物語を作ろうと思ったら、現在からちょっと先の世の中を想像してみる

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 その中で議論になったのが、「お墓」についてです。 どうして「お墓」が議論になったのかというと、会員の方のコンクールのネタがきっかけですので、あまり詳しいことはお話できません。 ただ、時…

今後、日本でも『ジョンQ~最後の決断~』のようなソーシャルクライシス・クライムサスペンスのような映画が作られるのかもしれない?

こんにちは。サロンの吉野です。 お昼過ぎに、テレビ東京で毎日のように放送されている映画枠がありまして、先日、その一本を録画して、昨晩に観ました。 作品のタイトルは、『ジョンQ~最後の決断~』です。 2002年にアメリカで制作され、デンゼル・ワシン…

お見合い番組がイマイチ盛り上がらなくなってしまった一番の原因

こんにちは。サロンの吉野です。 一昨日、TBSで放送されていた『ナイナイのお見合い大作戦!』を観ました。 沖縄に駐屯地している自衛隊の隊員のもとへ、花嫁候補の女性がやって来るという設定でした。 このような企画の番組は、昔から結構好きで、必ずとい…

物語では恋に理由は必要!

こんにちは。サロンの吉野です。 「恋することに理由はない」という言葉があります。 「恋することに理由はいらない」でも、「恋することに理由は必要ない」も同じ意味になります。 シナリオ診断を受けられた方の作品に、「男女間に恋愛感情があるのかないの…

どうしても説明したいときは小道具に語らせよう

こんにちは。サロンの吉野です。 一昨日のゼミで議論になったことをお話します。 それはシナリオを創作する上で、度々話題に上がる「説明」についてです。 以前の記事でも説明については触れてきましたが、ゼミでのこの話題のきっかけを作ってくださった方が…

主人公が一切成長変化しないパターンもある

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 ここ数回、ドラマにおいての主人公と副主人公のあり方について述べてきました。 昨日は創作テレビドラマ大賞応募者のシナリオ診断がいくつかありまして、その席でもこの主人公と副主人公の関わり方…

『Love Letter』は韓流ファンタジーラブロマンスの原点

こんにちは。サロンの吉野です。 今年1月にBSフジで放送され、録画してあった映画を、昨晩観ました。 1995年公開の『Love Letter』という作品です。 岩井俊二監督初の劇場用長編作品で、主演は中山美穂さんです。 久しぶりに観てみると、改めてよく出来た作…

『幸福の黄色いハンカチ』の主人公は高倉健ではない?

こんにちは。サロンの吉野です。 前回の記事で、主役と主人公が違うことが多いハリウッド映画についてお話してきました。 おそらく名だたる俳優さんが出演している場合、その人の実績を重んじて、例え主人公の役割ではなくても、クレジットも含めて主役扱い…

主役が主人公とは限らない映画色々

こんにちは。サロンの吉野です。 作品を書くときに、誰が主人公であるのかを、はっきりとさせることは、非常に大事です。 コンクール作品の中には、主人公よりも二番手の人物のほうが魅力的だ、なんていう批評をもらうものが結構多くあり、その作品が受賞し…

診断から投薬へ

こんにちは。サロンの吉野です。 シナリオ診断が佳境に入っています。 特に創作テレビドラマ大賞に応募予定の方々の作品は、どれもこれも粒が揃っていて、直し(推敲による改稿)しだいでは、かなり良い線までいくのではないか!と期待を膨らませています。 た…

現代を象徴する"正論おじいさん"の一件

こんにちは。サロンの吉野です。 今朝のテレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』で、三重県松阪市に住む89歳になる老人と、地元商店街の人たちとの争いが特集されていました。 89歳の老人は、店の敷地からちょっとでも商品や幟などが歩道に出ていると、散々…

感動ドラマ お涙頂戴で終わらせない絶対条件 

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はレンタルしてきた映画を観ました。2013年の韓国映画で、『七番房の奇跡』という作品です。 ストーリーの内容です。 父と娘の物語なのですが、父には6歳児程度の知能しかない障害があり、幼い娘と二人で暮らしています…

コンクールの審査員は親切な人ばかりとは限らない

こんにちは。サロンの吉野です。 6月は創作テレビドラマ大賞、伊参スタジオ映画祭などの締め切りがあるコンクール月でもあります。 サロンの会員の方々は、それぞれの目標に向かって、早いスタートを切られているのですが、一人でコンクールに立ち向かってい…

一本のシナリオ作品として見た山ちゃん蒼井優の結婚会見

こんにちは。サロンの吉野です。 先日、南海キャンディーズの山ちゃんこと山里亮太さんと女優の蒼井優さんの結婚会見を観ました。 高齢者が起こしてしまう交通事故や通り魔が引き起こす事件など、暗いニュースばかりの昨今です。輪をかけて金融庁から年金の…

親切な「説明」はシナリオの大敵

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 先週の土曜日に引き続き、創作テレビドラマ大賞をターゲットにした作品の本文の一部を発表された方が多かったです。 昨日のゼミで話題に上がったのは、シナリオを勉強していく上で、禁じ手とよく言…

モチーフ=小道具=メインタイトルの法則

こんにちは。サロンの吉野です。 コンクールに応募する作品などを考えるときに、まず皆さんは何から始めますでしょうか? とりあえずストーリーらしいものを考えて、そこからスタートしますでしょうか? あるいは「こういうことを訴えたい!」という想いが先…

創作交流サークルサロンの目指すところ

こんにちは。サロンの吉野です。 創作交流サークルサロンの最大目標は、サイトにもありますように、シナリオコンクール受賞のノウハウ、方向性を追求し、それを実現することにあります。 ただし、それはあくまでも目標であって、真の「目的」でありません。 …

表現の幅が広がるラジオドラマ 後編

こんにちは。サロンの吉野です。 前回に続き、ラジオドラマの特性とコンクールで受賞できるモチーフについてお話していきたいと思います。 今回は後編の「ラジオドラマコンクールで受賞できるモチーフ」についてです。 ラジオドラマでも、映像シナリオのコン…

表現の幅が広がるラジオドラマ 前編

こんにちは。サロンの吉野です。 いよいよシナリオコンクール本番のシーズンがやってきましたが、秋から冬にかけて、主要なものがあるラジオドラマのコンクールにも目を向けていただきたいと思いまして、今回はラジオドラマの特性とコンクールで受賞できるモ…

登場人物の性的願望をコンクールではどのように表現するか

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 創作テレビドラマ大賞の締め切りまで一ヶ月を切り、応募される方々の真剣さが伝わってくるゼミになりました。 その中で議論になったのは、登場人物の性的願望を、映像描写でどのように表現するかで…

2時間ドラマを書くことのお薦め

こんにちは。サロンの吉野です。 今日は6月1日。本当に創作テレビドラマ大賞の締め切りまで、ジャスト一ヶ月になりました。 サロンの会員の皆さんが、今年は創作テレビドラマ大賞に向けて、非常に早いスタートを切っているということは、以前の記事でもご紹…