シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」

シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」は、シナリオ公募コンクール受賞のためのノウハウを徹底的に追求していく唯一無二のサークルです。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

シナリオコンクールで引っ掛からない原稿の特徴

こんにちは。サロンの吉野です。 シナリオのコンクールを受賞する方法とか秘訣などを特集している雑誌やブログがあります。 創作交流サークル サロンもシナリオコンクール受賞のノウハウを追求していくことでは全く同じです。 これまでの記事でも、どうした…

ストーリージャンルの研究2 テレビドラマでのミステリー、サスペンスを考える

こんにちは。サロンの吉野です。 ストーリージャンルの研究の2回目になります。 今回は、日本のテレビドラマにおけるミステリー、サスペンスドラマについて、私なりの考えでお話していきたいと思います。 テレビドラマに限定させていただいた理由は、映画と…

各コンクールの傾向について

こんにちは。サロンの吉野です。 創作テレビドラマ大賞の締め切りも徐々に近づいてきて、スタートの遅い方も焦りを感じている時期ではないでしょうか。 ただ、以前の記事にも書きましたように、目の前のコンクールに右往左往するより、自分にはどのコンクー…

コンクールネタの賞味期限

こんにちは。サロンの吉野です。 コンクールに何度も応募している方は、一度落選した作品を別のコンクール用にと、使い回しをされる方が多いのではないでしょうか。 もちろん完全に落選していない作品を別のコンクールに出してしまえば、二重投稿になってし…

結局、ドラマとは対立と葛藤なのである

こんにちは。サロンの吉野です。 昨晩、『白い巨塔』の最終回を観ました。 放送前の評判及び放送後の1、2回を見た限りでは、キャスティングや従来の過去作品との尺の違い等の問題で、私自身も、今回の作品に関しては、若干の違和感を感じていましたが、終わ…

創作テレビドラマ大賞締め切り一ヶ月に迫る

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 創作テレビドラマ大賞締め切りまで、あと一ヶ月強に迫ってきましたので、既にシナリオ診断をご希望されている方が、第1稿の原稿をご持参してくださったり、別の方々は、本文の冒頭部分の発表があ…

リメイク作品でのキャラクターの考え方

こんにちは。サロンの吉野です。 昨晩も岡田准一さん主演の『白い巨塔』を観ました。 インターネットなどの巷の評判では、岡田さんが財前五郎を演じていることに違和感を覚えている人が多いようですが、昨晩の第3話では、いよいよこの話の佳境である財前の…

エンターテイメント作品で友情を描くことの難しさ 

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 いよいよ締め切りが、一ヶ月とちょっとに迫ってきた創作テレビドラマ大賞のあらすじと本文の発表で、いつものようにゼミは盛り上がりました。 その発表の中でも一番盛り上がり議論になったのは、「…

"オモシロセンサー"を維持し続ける

こんにちは。サロンの吉野です。 先日に記事にしました『白い巨塔』が、昨晩から五夜連続で放送され始めました。 第1話を観まして、記事でもご紹介したように、普遍性のある人間ドラマは健在であると感じました。 その一方で、何度も何度も同じ展開のストー…

"映画"の定義とは? カンヌ国際映画祭とNetflixの対立に思うこと

こんにちは。サロンの吉野です。 どうやらカンヌ国際映画とNetflixが揉めているようです。 事の発端は、Netflixが作品の劇場公開を拒否したことが一因だそうです。 それを受ける形で、映画祭側がNetflixのコンペティション部門の参加を拒否したとのことです…

長く愛され続ける作品の条件

こんにちは。サロンの吉野です。 明日から山崎豊子原作の『白い巨塔』が、5夜連続でテレビ朝日で放送されます。 主人公の財前五郎役は、V6の岡田准一さんです。 『白い巨塔』と言えば、五十代の私としては、亡くなった田宮二郎さん演じる財前五郎が、まず頭…

シナリオの勉強法8 硬直化したセリフとト書きの改善

こんにちは。サロンの吉野です。 今回は、シナリオを形作る上での根幹部分であるセリフとト書きについてお話していきたいと思います。 これまでに私は、2000本以上のコンクール応募作品を読んできましたが、その中の多くの作品に共通するミスがあります。 そ…

コンクールで一次審査をコンスタントに通過する方法

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 私は以前にシナリオ学校の講師をしていた時期があるのですが、その当時の生徒さんだった方が、7、8年ぶりにシナリオを始められるということで、今月からサロンに入会してくださいました。 早速、コ…

モチーフからテーマを導き出すのか、それともテーマに沿ってモチーフを見つけるのか?

こんにちは。サロンの吉野です。 今回も、前回に引き続き、テーマとモチーフについてお話していきたいと思います。 タイトルにしました『モチーフからテーマを導き出すのか、それともテーマに沿ったモチーフを見つけるのか?』という命題ですが、結論から先…

作品のテーマについて "コンクール応募作品にテーマは必要か?"

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 その中で、作品のテーマについての議論がありましたので、今回はその件をお話していきたいと思います。 私もよく会員の皆さんに、作品を作る上で、最も必要なことは、テーマとモチーフをしっかりと…

キャラクター作りについて 履歴書とは?

こんにちは。サロンの吉野です 今回もキャラクター作りについてお話していきたいと思います。 今回は、前回も少しだけ触れましたキャラクター作りをするための「履歴書」に話題を絞って話を進めます。 ■キャラクター作りに必要な登場人物の履歴 シナリオ上の…

キャラクター作りについて イメージキャスティングの効用

こんにちは。サロンの吉野です。 今回は、シナリオコンクールに応募する際の登場人物のキャラクター作りについてお話していきたいと思います。 コンクールに応募する作品の内容が、ほぼ固まっているという方でも、最後まで決めかねるのは、主人公を初めとす…

テレビドラマの魂

こんにちは。サロンの吉野です。 以前の記事で、元TBSのプロデューサーだった大山勝美さんとのお仕事での会話を載せましたが、その大山さんがプロデュースされた『想い出づくり』が、昨日からBS12で再放送されました。山田太一さん脚本作品です。 放送開始が…

ストーリージャンルの研究1 ファンタジーとSFを書く際の注意

こんにちは。サロンの吉野です。 今回から定期的にストーリーの特色について、それぞれジャンル別にお話していきたいと思います。 もちろん専門的なジャンルの特質については、その道を研究されている方々にお任せしますが、ここではコンクールの応募原稿に…

ラジオドラマでの場面転換と独り言2

こんにちは。サロンの吉野です。 前回に続きまして、ラジオドラマを書く際に陥りやすい点について、お話をしていきたいと思います。 今回は「主人公の独り言」についてです。 ■ラジオドラマでの主人公の独り言について この主人公の独り言の扱い方も、ラジオ…

ラジオドラマでの場面転換と独り言1

こんにちは。サロンの吉野です。 サロンの会員の方々にも、ラジオドラマを本格的に書いていきたいと思われている方は、少なくありません。 ただ、皆さん映像シナリオを書く勉強からスタートされていて、その癖から抜け出せていない面があります。 中でも、皆…

エンターテイメントの本質

こんにちは。サロン吉野です。 昨日はゼミがありました。 6名の皆さんの発表があり、いつものことですが、どれも粒ぞろいで、非常に可能性のある内容ばかりでした。 ただ、発表された皆さんに共通していることで、若干気になった部分がありましたので、この…

久しぶりにスピルバーグの『激突』を観て

こんにちは。サロンの吉野です。 昨晩は、BSテレ東でやってましたスティーヴン・スピルバーグ監督初期のテレビ映画『激突!』を久しぶりに観ました。 今さらですが、この作品を観て、「ああ、これは煽り運転を描いているんだな……」と改めて感じました。 昨今…

シナリオ診断についてのお知らせ

いつもお世話になっております。 創作交流サークル サロン主宰の吉野です。 サロンが行っている活動の一つ、シナリオ診断について、お知らせいたします。 主要コンクール締め切り1ヶ月前は、大変混み合うことが予想されます。 診断をご希望される方は、予め…

コンクールを受賞する秘訣はあるのか?

こんにちは。サロンの吉野です。 今回は、シナリオコンクールを受賞する秘訣についてお話をさせていただきます。 と申し上げておいて、初めから大変恐縮なのですが、正直、コンクールを受賞する秘訣なんてものはない!と、私は思います。 よく人から「コンク…

リメイク作品量産の代償(続)

こんにちは。サロンの吉野です。 前回の記事の続きで、今回は視点を変えて、リメイク作品のあり方についてお話していきたいと思います。 前回の記事で、オリジナル作品公開から間もない時期に、リメイク作品ができてしまう現状について述べさせていただきま…

リメイク作品量産の代償

こんにちは。サロンの吉野です。 映画やテレビドラマで、とても評判の良かった作品をリメイクし、再び公開する手法は、洋の東西を問わず、非常に多いのが現実です。 皆さんも、リメイクされた作品をご覧になることは、1回や2回では済まないはずです。 極めつ…

シナリオ発想法4 歴史上の人物の描き方 

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日は、ゴールデンウィーク真っ只中ではありますが、ゼミを開催しました。 いつも通りに、会員の方々に来ていただき、いつものように実りの多い発表がありました。 皆さんは、実在した歴史上の有名な人物をモチーフにシナリ…

ラブストーリーのカセについて

こんにちは。サロンの吉野です。 以前の記事で、私はラブストーリーを観るのも書くのも苦手であることをお話しました。 そんな私がラブストーリーについて何か語るのはあまり適切ではないと思います。 しかしながら、ストーリーの中の1ジャンルであるという…

シナリオの勉強法7 コンクールの構成は小バコを中心に考える

こんにちは。サロンの吉野です。 前回の続きまして、構成についてのお話をさせていただきます。 以前の記事で、シナリオの構成をする中で、ハコ書きを作ることが有効だというお話をしたかと思います。 皆さんの中にも、コンクール作品を書く際に、ハコ書きを…