シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」

シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」は、シナリオ公募コンクール受賞のためのノウハウを徹底的に追求していく唯一無二のサークルです。

シナリオ勉強法 創作術

フィクションであるストーリーの中に「実際にあった出来事」を取り入れたほうが有利になるケース

こんにちは。サロンの吉野です。 コロナウイルス感染予防のため、ゼミナールを休講にしていましたが、今週辺りから感染しやすいと言われる①密閉空間で換気が悪い。②近距離で会話、発声がある。③手の届く距離に多くの人がいる。の3つの条件の重なりを避ける形…

ストーリーの構図が普遍的であればあるほど、その中に何らかの新しい要素を入れなければならない

こんにちは。サロンの吉野です。 新型コロナ感染予防の観点から、現在ゼミナールを休講していますが、その間、熱心な会員の方々からは、三行ストーリーやあらすじを、私宛にどんどん送ってきてくださいます。 送ってくだった三行ストーリーの中に、このブロ…

時事ネタ(痛みを伴うネタ)の扱い方 ~当然、今はコロナではない~

こんにちは。サロンの吉野です。 コロナウィルス騒動の中、お仕事や学校のことで、今は創作どころではない……と思っていらっしゃる人も多いのではないかと思います。 それでも熱心な人は、こういった時期だからこそ、創作をする絶好のチャンスだと考えている…

サロン会員コンクール受賞のお知らせ

こんにちは。サロンの吉野です。 新型コロナ騒動で、不安が募る世の中ですが、創作交流サークルサロンにとっては、嬉しいお知らせがありました。1月10日に締め切られた「第48回創作ラジオドラマ大賞」で、サロン会員の水城孝敬さんの書かれた『ほぞ』が、佳…

最も尊いのは、書いて応募すること。フジテレビヤングシナリオ大賞に応募された方、お疲れ様でした

こんにちは。サロンの吉野です。 フジテレビヤングシナリオ大賞に応募された方は、お疲れ様でした。 同時に、テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞の一次審査通過作品も発表されました。 コンクールに応募する人には、否が応でも、「結果」が突きつけられます。…

どんな危機も終わらせ方が大事 1980年角川映画『復活の日』を再び観て

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日は今月最後のゼミがありました。会員の皆さんには、既に3月前半のゼミナール休講の連絡をしていましたし、大きなイベントも軒並み中止になっているので、昨日はどなたもゼミにいらっしゃらないのではないか?と思ってい…

『パラサイト 半地下の家族』に見るエンターテイメントと社会性の共存

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。韓国映画『パラサイト 半地下の家族』が、第92回アカデミー賞で作品賞を初め、最多4部門を受賞したことは記憶に新しい出来事です。 監督ポン・ジュノの創る映画は、今回、栄冠を掴んだ『パラサイト …

どんでん返しを狙うなら、緻密な「伏線」を張らなければ、ただの唐突な話……になってしまう

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 昨日はゼミ後にシナリオ診断の予定があったのですが、診断を受けられる方がゼミの中でもあらすじを発表してくださったので、その方は私以外の会員の皆さんも意見を聴くことができました。その方の…

ギャップのあるキャラクター造形のおすすめ

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。フジテレビヤングシナリオ大賞の締め切りが今月末にあることから、発表の内容はそれに焦点を絞ったものが中心になりました。コンクールの作品を書く上で、しっかりと考えなければならないものの一つ…

抜群に面白い「モチーフ」を活かすために必要な「ストーリー 」の作り方

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 いつも申し上げていることですが、物語を作る際に、初めから「ストーリー」を考えないことが、私は大事だと考えています 。 まず初めに考えるのは、作者の主張や作品の主題である「テーマ」、そし…

エンターテイメントは自分以外の他者を楽しませるためにあるもの

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。フジテレビヤングシナリオ大賞の締め切りが来月末にあることを受けて、ゼミでは、会員の方々各人その対策用の100文字ストーリー、あらすじ、本文の発表が主流になりました。 昨日のゼミの中で、若干…

コンクールで運不運を語れるのは、真に実力のある人のみ

こんにちは。サロンの吉野です。 公募コンクールの勝敗を決定させる要素として、運不運というものが絡んでくるのは間違いありません。 ただ、コンクールの正体とはどういうものなのか?という基本的な知識を持っていたり、コンクールを取るためには、何が必…

公募コンクールで同じ人が何度も受賞してしまう理由

こんにちは。サロンの吉野です。 『シナリオコンクールで同じ人が何度も受賞してしまう謎』というタイトルの記事を、以前に書かせていただきました。 その記事では、応募される人には、コンクールに置いて、どのような心構えが必要なのかを中心にお話させて…

ラジオドラマは説明ぽくなく、しっかりとΓ説明」しなければならない

こんにちは。サロンの吉野です。昨日は年始めのゼミがありました。 創作ラジオドラマ大賞の締め切りが迫っていますので、複数の方が、あらすじの最終確認及び一部本文の朗読発表をされました。言わずもながですが、ラジオドラマを鑑賞するリスナーは、″観る"…

何を書いたら良いのかわからないという人は、まずは自分が今一番関心がある「事」や「物」に目を向けてみる

こんにちは。サロンの吉野です。最近、公募コンクールに応募したいと考えていても、何を書いたら良いのかわからない……。あるいはネタが何も見つからない、全く浮かばない……とおっしゃる人が意外に多いように感じます。そんなときは、すぐにストーリーらしい…

とにかく書いて発表(応募)しなければ何も始まらない

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日は、今年最後のゼミがありました。 出席された方々は、来年早々の漫画原作公募にターゲットを絞られている方や、初めて小説にチャレンジされる方など、テレビドラマ、映画のシナリオ以外の分野へ視野を広げている方が多…

何がきっかけで物語を描きたいと思ったのかという、物書き(作家 )としての原点に立ち戻る

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。シナリオ、小説などの物語を長く書いていると、何故自分が物語を書こうしたのかという、そもそものきっかけを忘れてしまう人がいます。 それは長くやっている人だけとは限りません。 初心者と呼べる…

感覚派も理論派も【基礎】が解っているからコンクールが取れる

今晩は。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。私はシナリオコンクールを初め、公募コンクールを受賞していただく方法、ノウハウをお伝えしていますが、こうした仕事に長く携わっていますと、「コンクールを取れる人」と「取れない人」の差がはっきり…

コンクールでメインタイトル(題名)を決めることの重要さ

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミの日でした。 会員の方それぞれが目標にされているコンクールを想定した発表がありました。 昨日の発表とは直接的に関係はありませんが、シナリオを書かれる人の中には、どうもタイトル(メインタイトル)を付けるの…

壊れかけた夫婦が再生する物語の主人公は夫なのか? それとも妻なのか?

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 会員の方の発表に、テーマとして「壊れかけた夫婦が再生する話」がありました。 通常、コンクールに応募する作品の内容については、詳細はお話しないのですが、「夫婦が再生する話」は、これ自体が…

物語で絶対に必要な「対立」。あなたは『勧善懲悪もの』と『正論と正論のぶつかり合い』どちらを選びますか?

こんにちは。サロンの吉野です。 「ドラマとは対立と葛藤」という言葉を、シナリオを勉強させている方は、耳にタコができるくらい、よく聞いているはずです。 特に「対立」は、物語を面白くする上で、欠かせないものになります。 ただ、一言で「対立」と言い…

物語を創ることを仕事にしたければ、少なくとも創作する手段を2つ以上作っておくこと

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 ゼミの中でも、またゼミ後のお茶飲みの席でも話題になったことです。 それは物語を創って世に発信する方法についてでした。 創作交流サークルサロンの会員の方々は、シナリオ(脚本)をベースに物語…

一度手をつけた作品は、なにがなんでもエンドマークを打つまで粘って仕上げる

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 テレ朝のお題である「サスペンス」を想定した発表が中心を占めました。 発表とは別の話題になりますが、とても良いアイデアやモチーフがあるにも関わらず、一つの作品として完成させることが苦手………

続・シナリオスクール、学校の選び方

こんにちは。サロンの吉野です。 シナリオを勉強したいが、どこのスクールや学校に行けば良いのか?と悩む人は、とても多いのではないかと思います。 先日の記事にしましたタイトル『シナリオスクール、学校の選び方』では、それぞれの方の目的に合わせたカ…

日本テレビ『24時間テレビ』のドラマ  「実話に基づいて……」は本当に視聴者の感動を呼んでいるのか?

こんにちは。サロンの吉野です。 今年も夏の風物詩のひとつといえる日本テレビ系列の『24時間テレビ』が放送されました。 42回目というのを聞いて、私の人生の大半は、この『24時間テレビ』とともにあったのだな、感慨無量な面がありました。 大いなるマンネ…

ストーリーは「結末」から考えて、「発端」に遡る

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 今回のゼミも橋田賞新人脚本賞、テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞を見据えた発表で盛り上がりました。 会員の皆さんの発表、特に100文字ストーリーの発表で、いつも感じることがあります。 100文…

繰り返しになりますが、ストーリーを作るのは一番最後です

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 シナリオとして書けたら、間違いなく受賞できるのに!」と思うくらい、ログラインとしての100文字ストーリーやあらすじには可能性があるものばかりでした。 ただ、少し気になったのは、とても良い…

よくシナリオで「人間をしっかりと描きなさい」と言われるが、どうすれば人間を描くことができるのか?

こんにちは。サロンの吉野です。 小説家を目指している人も、シナリオライターになろうとしている人も、よく指導を受けている先生などから、「もっと人間をしっかりと描きなさい」のような言葉をもらうことがあるのではないでしょうか。 なんとなく解った気…

既存の作品に似ていると言われがちな人へ

こんにちは。サロンの吉野です。 よく人から自分の作品に対して、「××の作品と似ているんじゃない?」とか、「××とそっくり!」などと指摘される方は、少なからずいらっしゃるのではないかと思います。 元々他人が創ったものに感動して、創作を始められる人…

シナリオ発想法6 「~っぽい」という概念から抜け出す

こんにちは。サロンの吉野です。 前回に引き続いて、創作テレビドラマ大賞一次審査で感じたことをお話したいと思います。 今回の一次審査の結果を見て、はっきりとわかったことがいくつかありました。 一つは、ある種偏った考えのもとで、それぞれのコンクー…