シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」

シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」は、シナリオ公募コンクール受賞のためのノウハウを徹底的に追求していく唯一無二のサークルです。

診断から投薬へ

こんにちは。サロンの吉野です。
シナリオ診断が佳境に入っています。
特に創作テレビドラマ大賞に応募予定の方々の作品は、どれもこれも粒が揃っていて、直し(推敲による改稿)しだいでは、かなり良い線までいくのではないか!と期待を膨らませています。
ただ、シナリオ診断を受けても、その時処方された薬を飲まなければ意味がありません。
そこで今回は、診断を受けられる方多くに共通する直しの方法について、お話をしていきたいと思います。
但し、シナリオ診断というものは、医学のように科学的な裏付けがあるわけではありません。
あくまでも診断する人間の経験、実績、感性によるところがすべてになります。
受けられる方は、その点をご理解の上で、受講していただきたいと思います。


改稿ポイントの意味
サロンではシナリオ診断の際に、プリントアウトされた〈シナリオ診断書〉というものを差し
上げています。
そこに基本的に3点の改稿ポイントを記しています。
3点にしているのは、10個も20個も欠点を言わせて、そんなにたくさん消化できるものではないと思っているからです。
したがって、3点に書いてあることは、その作品が受賞するためには、診断者の観るところで、最も直さなければならないポイントになります。
ですので、診断を受けられる方は、そのポイントだけは必ず直していただきたいと思います。
診断を受けられる方の中には、ご自分なりの回答を持っていて、それに答える形を期待している人もいらっしゃるのですが、ここは診断者の言わんとしていることに、まず集中してください。
そうでないと、診断を受ける意味が薄らいでしまいます。

 
診断後の考え方
診断の後、どうしても診断者の言っていることが理解できない、あるいは理解は出来るのだけれども、自分には違う考えがある……という方は、ご自分の意見にしたがってください。
診断者の意見を取り入れるか、それともご自分の意思を貫くのかは、どちらを取っても、すべての責任は作者ご自身にあります。
ただ、診断料金を支払って、受講されるのであれば、その時だけでも良いので、診断者に耳を傾けていただければと思います。
実際、これを直していれば、必ず良い結果になったのに……という部分を直さずに、落選してしまった例が結構多いのです。


診断を受ける受けない、いずれにしても、締め切り前に推敲する時間を作っておくことは、とても大事ですので、時間を有効に使っていただきたいと思います。



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