シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」

シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」は、シナリオ公募コンクール受賞のためのノウハウを徹底的に追求していく唯一無二のサークルです。

シナリオ診断は正解を導くためのものではない

こんにちは。サロンの吉野です。
今日は土曜日ですが、第2週なのでゼミはありませんでした。
ゼミとは別にシナリオ診断がありましたので、東京まで出向きました。


「シナリオ診断を受けることで、何を得られるのか?」
これはよく質問されることです。
何度も申し上げたように、シナリオを初め、創作、芸術には正解というものがありません。
コンクールを受賞することについても同様です。
それでは一定の対価を支払って、何故シナリオを診断してもらうのか?
それは大半の人が陥る独り善がりを防ぐためです。
シナリオスクールのゼミなどで自作を発表すると、他の受講者からコメントをもらうことがあります。
そのとき、よくもらうコメントが「面白かったです」という言葉です。
発表された作品の内容がよく解らなかったり、つまらないと思っていても、とりあえず空気を乱したくないので、当たり障りのないこの言葉、「面白かったです」を連発しがちになるのです。
この無責任な「面白かったです」は、独り善がりの温床になっていることに気づかなければなりません。
シナリオ診断は、それに気づく最も効率的な方法です。
診断者は受講者から診断料という対価を頂戴しています。
お金をもらっているのに、受講者に対して言いにくいことを言わなければならないのは何故か?
それはひとえに、独り善がりのままでは勝負ができないことを知ってもらいたいからです。


とにかく正解を求めることより、自分の作品はどの程度独り善がりになっているのか?にポイントを絞って、シナリオ診断を受けていただきたいと思います。



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