シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」

シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」は、シナリオ公募コンクール受賞のためのノウハウを徹底的に追求していく唯一無二のサークルです。

物語(シナリオ)の発想について

こんにちは。サロンの吉野です。

昨日の続きです。どこかで観たような話、ありきたりな話を考えてしまわないためには、どうすれば良いのか?

私がサロンのゼミで、会員の皆さんに推奨している物語の発想方法は、「とにかく初めはストーリーを考えない!」という方法です。

物語を考えるのに、ストーリーを考えないとはどういうことか!とお叱りを受けてしまうかもしれません。

でも、長い間シナリオに携わってきた私が感じてきたことですが、勉強されている生徒さんの方のほとんどは、とにかくストーリーらしいものを考えないと、シナリオが書けないと誤解されていることなのです。

 

″ありきたりな話を書かないためには、まずはストーリーから考えない!″

シナリオコンクール応募作品の発想、あるいはヒット作品を作る発想として、私自身が実践し、関わってきた生徒さんにお伝えしてきた発想術の根本なのです。

 

詳しくお話します。

このブログを読まれる方に、次の3つのステップを実践していただきたいと思います。

 

まずは第1ステップから

①ストーリーを考える前に、まず自分が関心を持っていること、ものを探してみる。

 

※Γこと、もの」は、皆さんが興味を持っている関心事、つまりキーワードになる言葉、名詞で構いません。文章にする必要は全くないのです。現実社会にあるタイムリーなこと、ものを探してみてください。

 

次に第2ステップ

②そしてその関心事は、他の人にも関心があることなのかどうか検証してみる。

 

※シナリオの発想だとは他人に言わず、自分が関心があることを、他の人に話してみてください。

できるだけシナリオのライバルとは違う人に話してみてください。

他の人にも関心があることがわかったら、次のステップに進みます。

 

そしてラスト第3ステップ!

③さらに、その関心事が他の人の多くが、現時点でまだ関心があることに気づいていない、意識していない。言われてみて、Γああ、確かに関心があるかも!」と、後で気づくようなものなのかどうかを検証してみる。

 

※つまり他の人に言ってあげると、確かに関心があることを示すのですが、それらの人にとっては、言われないと気づかないこと、ものであるのかどうか?を検証してみてください。

ようするに、他人の潜在願望や潜在意識を、顕在化してあげることが、ヒットを生み出す秘訣、コンクールで審査員の目を引く作品の発想だと考えています。

 

 

サロンのゼミでは、この点に集中して、皆さんに頑張っていただいています。

ゼミであれば、大事なネタを盗まれてしまう危険性がないからです。

現会員の方も、もう一度復習の意味で考えてみてくださいね。