シナリオコンクールに対する心構え
今晩は。サロンの吉野です。
本日、2度目の記事になります。
昨日のゼミで、会員の皆さんの発表が、とても充実した内容だったということは、既にお話しました。
発表の内容も、非常に良かったのですが、何よりも素晴らしかったのは、発表の時期です。
昨日は、6月末締め切りの創作テレビドラマ大賞の100文字ストーリー(いわゆる三行ストーリー)を発表される方が多かったのですが、前の記事でもお話したように、締め切りまで3ヵ月もあるのです。
長く勉強されている方々には、いつも言ってきたことです。
それは「シナリオコンクールの第1稿は、締め切りの1ヵ月前までに書き上げること!」ということ。
言わずと知れたことですが、第1稿をそのまま出しても、通る確率はとても低いからです。
要するに推敲していないものは、通らないということなのです。
プロのシナリオライターだって、第1稿が決定稿になるんなんてことはあり得ません。
作品によっては、100稿以上書き直しを命じられることだって、ざらにある世界なのです。
例えば、締め切り1週間前に、シナリオ診断の依頼を受けたとして、直せることは、たかが知れているのです。
良い作品に仕上げるためには、最低1ヵ月前に第1稿を書き上げて、残った1ヵ月を十分な推敲の時間に使いましょう。
つまり3ヵ月前に100文字ストーリーまで出来上がっていれば、余程のことがない限り、1ヵ月前までに第1稿を書き上げることには、何の問題もないと思うのです。
昨日発表してくださった会員の方々は、このことがよくわかっているのだと思いました。
推敲につぐ推敲を重ねて、もうやることはない!というところまで出来たら、あとは『魂入れ』だけです。
『魂入れ』については、次回詳しいお話をさせていただこうかと思っています。
それでは次回!