シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」

シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」は、シナリオ公募コンクール受賞のためのノウハウを徹底的に追求していく唯一無二のサークルです。

シナリオの勉強法(続)

こんにちは。サロンの吉野です。

今日は、サロンのゼミがありますので、早めに更新させていただきます。 

今日のテーマは、昨日に続き、シナリオの勉強法についてお話させていただきます。

 

昨日、本来のシナリオの勉強法は、Γ書く」、つまり、ただ単に本数だけを書いていく練習だけではなく、シナリオをΓ読む」そして、その作品をΓ観る」の両方を、繰り返しトレーニングで行っていくことだと述べました。

さらに、その先の勉強法として、『写経』と『逆箱』があります。

 

皆さんは、『写経』の意味がお分かりでしょうか?

文字通り、お経を写すことなのですが、シナリオ勉強法では、書かれてあるシナリオを写し、練習することです。

好きな脚本、名作と言われるシナリオを、書き写して、腕に刻み込む訓練です。

昔は、手書きで写すのが当たり前でしたが、今はパソコンで練習しても、さほど問題はないと思います。

その作品を書いた脚本家が、何を考え、どういった表現を用いているのかを、体現できる練習法、勉強法だと思いますので、お勧めします。

 

もうひとつの勉強法、『逆箱』ですが、皆さんは、コンクールに応募される際に、箱書を作っている方が多いのではと思います。

箱書は、作品の構成を考える上で、有効な手段であることは、皆さんご承知の通りでしよう。

それでは、どうやったら構成が上手くなるのか?

それが『逆箱』の訓練をする意味なのです。

『逆箱』は、作品を仕上げる前に、箱を作るのではなく、既に映像化された作品を観ながら、Γこの作品は、どういった構成をとっているのか?」と考えながら、その場で箱を作っていく作業のことを言います。

つまり好きな作品や名作と言われるシナリオ作品を、映像を観ながら、箱に起こす練習法のことになります。

昔の脚本家、脚本家志望の方は、映画館に何度も何度も足を運び、『逆箱』をしたそうです。

今はDVDという便利なものがあるのですから、その苦労は昔の人の比ではないと思います。

 

2日間に渡って、シナリオの勉強法について述べさせていただきましたが、少なくとも私は、この程度の勉強はしてきました。

世に出ている脚本家の方は、これ以上の勉強をしているはずだ、と思っています。

ですので、皆さんも最低、この程度の勉強はしてきていただきたいと思います。