シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」

シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」は、シナリオ公募コンクール受賞のためのノウハウを徹底的に追求していく唯一無二のサークルです。

プロット募集や企画募集に過度な期待を寄せないようにする

こんにちは。サロンの吉野です。
本日はゼミがありますので、短めの記事にさせていただきます。


プロのシナリオライターになりたいと思っている方は、コンクール応募の他に、出来る限りチャンスを広げようと考え、様々なところからのプロット募集や企画募集などにも平行して応募しているケースが多いと思います。
ただ、その後、その企画のシナリオを書かせてくれるとか、メインではないにしても、脚本協力などのオファーがあるなど、確約がなければ、例え、応募した企画が通ったとしても、過度に期待を寄せるのは禁物です。


発注元の誠意を確かめる
残念なことに、プロットや企画自体には、そもそも著作権等がありません。
(これは問題だと思うのですが……)
したがって、皆さんの創作(プロットや企画でも、立派な創作の一部だと思います……)の権利を主張する場がないのです。
そういった権利がないのを良いことに、皆さんに発注をかけてくるケースが、とても多いように思います。
もちろん、誠意のある発注元もたくさんあるとは思いますが、皆さんの「何とかして早く世に出たい……」という純な気持ちにつけこむような発注元が多いのも事実です。


労力に見合う対価は必ず確認、請求する
こうしたプロット募集や企画募集に応募する際は、その後の条件等をしっかりと確認することが大切です。
また、労力に見合う一定のギャラや賞金など、対価が伴っているのかどうかも、しっかりと調べてください。
上記の条件がうやむやなものであれば、はっきり言って"無駄働き"になってしまう可能性が極めて高いので、よくよく考えた上で決断していただきたいのです。


日本の創作文化を守るために
私自身も経験してきたことだから言えるのですが、皆さんの安請け合いが、創作自体の価値を薄め、ひいては日本の創作文化そのものを退廃させてしまうことにもなりかねません。
今後、こういった募集やオファーには、十分に注意してから臨んでいただきたいと思います。



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