シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」

シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」は、シナリオ公募コンクール受賞のためのノウハウを徹底的に追求していく唯一無二のサークルです。

コンクールでメインタイトル(題名)を決めることの重要さ

こんにちは。サロンの吉野です。
昨日はゼミの日でした。
会員の方それぞれが目標にされているコンクールを想定した発表がありました。


昨日の発表とは直接的に関係はありませんが、シナリオを書かれる人の中には、どうもタイトル(メインタイトル)を付けるのが苦手……という方がいらっしゃいます。
あるいは苦手というよりも、そもそもタイトルを付けることの意味を、しっかりと把握していない人も多いように思えるのです。


何故タイトルが決まらないのか?
タイトルが中々決まらない理由として、何をタイトルとして付ければ良いのかがわからない……ということをおっしゃる方が圧倒的です。
そういうことをおっしゃる人のほとんどは、作品のモチーフが決まっていません。
このブログで何度もお話していますように、シナリオに必要なものは、

・テーマ
・モチーフ
・キャラクター
・ストーリー(プロット)

になります。
これらの中でも、テーマモチーフは、コンクールで良い成績を残すためには、必要不可欠なものといえるでしょう。


モチーフとは、その作品を象徴する小道具、題材などをさします。
例えば、『タイタニック』という映画のモチーフは、文字通り豪華客席だったタイタニック号になります。
モチーフをタイトルに使用する場合は、『タイタニック』のように、そのものズバリワンワードにすることもありますが、『××の○○』のように、モチーフになる××とは異質の○○を組み合わせて、タイトルにする場合が多いようです。
例えば、『天使のはらわた』などが、その典型と言えます。


いずれにしても、テーマ、モチーフの二つ決めずにシナリオを書き始める人が、非常に多いのは、コンクール受賞ということでは、非常に難しいのではないかと思います。


とにかくタイトルが中々決まらない……という悩みをお持ちの方は、その作品を象徴する最も大きな題材=モチーフを必ず決めてから書き出す癖をつけたらいかがでしょうか。



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