シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」

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シナリオコンクール受賞のために必要なこと  それは「根拠の無い自信」を持つこと

こんにちは。サロンの吉野です。
前回はシナリオコンクールを受賞する人しない人の差を、継続することの大切さなど、精神面でのことでお話してきましたが、今回も技術的なこととは違う、心がけのようなことをお話していきたいと思います。


何かを達成するためには、明確な目標設定が必要なことは、皆さんご承知かと思います。
例えば、シナリオコンクールを受賞したい!という明確な目標があれば、そのために、ほとんどの人は努力していくはずです。
ただ、そのチャレンジの過程の中での気持ちの持ち方は、人それぞれではないでしょうか。
ある人は、「何回もチャレンジしているのに、中々結果が伴わない……。今回もダメに決まっている……」など、全面的にネガティブ思考に陥ってしまいます。


反対にある人は、例え当該のコンクールに落選してしまっても、「近いうちに必ず受賞できる!」という信念のようなものを持っています。


上記のお二人、どちらの人が最終的にコンクールで結果を残すのか?
答えは大方の皆さんが予想しているように、「必ず受賞できる!」という自信を持っている人になります。
ネガティブシンキングよりもポジティブシンキングのほうが良いに決まっていますが、「必ず受賞できる!」という確信を持っている人には、それ以外に大きな心の拠り所を持っているのです。
それが、「根拠の無い自信」になります。
それでは根拠の無い自信を持つためには、どんなことをすれば良いのでしょうか?
以下は私がシナリオコンクールにチャレンジしていた頃の体験に基づくものです。


何事にも自信が無かった人間が、自信を持てるようになるメカニズム
私は40歳近くになって、真剣にシナリオのコンクールにチャレンジしていくようになったのですが、それまでの人生で、「これは自信が持てる!」と思えるものが、何一つありませんでした。
私は大学を卒業して以降、ずっと営業職のサラリーマンでした。
営業なので、当然数字がすべてになります。 
営業数字は調子の良いときもあれば、滅茶苦茶に悪いときもありました。
ただ、調子が良いときも悪いときも、どこかで他人事のように思ってしまう自分がいたのです。
調子の良いときは、それなりに頑張っていたのだと思いますし、悪いときは、おそらく努力が足りないから、そういう結果になったのだと思います。
どちらにしても、結果に大きな要素を占めているのは、自分自身の才能や努力ではなく、環境や時流の影響なのだ……という冷めた考え方をしていたと思うのです。
ですので、結果の良し悪しに関わらず、仕事に対して自信と呼べるものが、全くありませんでした。


ところが会社を辞めて、シナリオコンクール一筋でやるようになってからは、自分でも不思議ですが、この「根拠の無い自信」を持てるようになったのです。
どうしてそんな心境になれたのでしょうか。
皆さんのお役に立つのかどうかわかりませんが、自分なりにそんな心境になれたメカニズムについてお話したいと思います。


シナリオコンクール受賞への自信、そのメカニズム(私の場合)
まず、そういった心境になれた理由は、一緒にコンクールを目指して頑張ってきた仲間の存在が大きかった気がします。
私が所属していたシナリオ学校は、プロの脚本家の方がゼミを持って教えてくれるのが特徴でした。 
講師の方のプロならではの教えもさることながら、一緒に勉強していた受講生の人に、非常に優秀な方が多かったのです。
10人足らずのゼミにも関わらず、主要テレビ局主催のコンクールを何人も立て続けに受賞してしまうようなゼミでした。
そんな環境の中、「自分も受賞できるかもしれない!」という彼我の差も含めて、はっきりと自分の立ち位置を把握できたのも、自信に繋がったように思います。


次に、シナリオの勉強に対しては、他人よりもはっきりと努力している!という自負がありました。
他のことでは、努力するのに苦痛が伴うの当たり前だった私が、シナリオの勉強に関しては、全く苦にならなかったのです。
また、シナリオの関する知識も、一緒に勉強している仲間よりも数段ある!という自負もありました。
要するに、他人よりも勉強しているんだ!という自負が、根拠の無い自信に繋がったのだと思います。

 
最後に、これだけシナリオ、そしてコンクールに対しての自負があれば、これで受賞できなかったら嘘だ!という気持ちが、さらに自信を深める要因になったのかもしれません。


以上、私がシナリオコンクールを受賞するに至る根拠の無い自信らしきものを掴んだ経緯についてお話してきました。
ただ、これはあくまでも私の話ですので、皆さんにも当てはまるものになるのかどうかはわかりません。
ただ、どんな理由にしても、「これだけやっているんだ!」というものがあれば、皆さんにも「根拠の無い自信」は根づいていくものだと思います。
在り来たりな言い方で申し訳ありませんが、とにかくコンクールであろが何だろうが、それを達成するための努力だけは怠らないように、皆さんもしていただきたいと思います。



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