シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」

シナリオコンクール対策の創作交流サークル「サロン」は、シナリオ公募コンクール受賞のためのノウハウを徹底的に追求していく唯一無二のサークルです。

2019-01-01から1年間の記事一覧

コンクールの「お題」が意味するところ

こんにちは。サロンの吉野です。 テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞の「お題」についてお話させていただくのは、これが四度目になります。 私はこの「お題」が出ることを前向きに考えたいと思っています。 従来のように、ジャンルを問わずに「何でもあり」で…

シナリオの勉強無くしてコンクールは取れない

こんにちは。サロンの吉野です。 サロンで勉強されている方たちにはよくお話していることです。 当たり前ですが、良いシナリオを書くためには、適切なシナリオの勉強をしなければなりません。 そして、どういう勉強、努力をしなければならないのかを解ってい…

シナリオライターという職業を目指さずに、シナリオコンクール受賞を目指していくことの意味

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 早速、お題が出ましたテレ朝コンクールに向けての発表をされた方がいらっしゃり、非常に頼もしい思いがありました。 今回は、コンクールにも関係する現在のテレビドラマ事情及び、それに関わるシナ…

テレ朝のお題、「サスペンス」をどう考えれば良いのか?

こんにちは。サロンの吉野です。 前回に引き続き、本年度のテレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞のお題の一つ、「サスペンス」について、今回はお話したいと思います。 辞書によると、サスペンスドラマとは、ある状況に対して、不安や緊張を抱いた不安定な心理…

第20回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞の「お題」について

今晩は。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 昨日、ゼミで一番盛り上がった話題は、第20回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞のいわゆる「お題」が発表になったことです。 今年の「お題」は、テレビドラマ部門が『サスペンス』 配信ドラマ部門が『2…

コンクールの審査結果が出てしまってからシナリオ診断を受けるという選択肢

こんにちは。サロンの吉野です。 創作交流サークルサロンでは、ゼミナールの他に、コンクール応募に備えたシナリオ診断を、平行して行っています。 今回はそのシナリオ診断のあり方についてお話したいと思います。 ■応募前にシナリオ診断を受けるメリット サ…

函館イルミナシオン映画祭シナリオ大賞締め切り

今晩は。サロンの吉野です。 本日、函館イルミナシオン映画祭シナリオ大賞の応募が締め切りになりました。 応募される方々の好結果を期待しています。 このコンクールの特徴として、「函館をテーマに映画化するもの」という、いわゆるお題があるのですが、応…

よくシナリオで「人間をしっかりと描きなさい」と言われるが、どうすれば人間を描くことができるのか?

こんにちは。サロンの吉野です。 小説家を目指している人も、シナリオライターになろうとしている人も、よく指導を受けている先生などから、「もっと人間をしっかりと描きなさい」のような言葉をもらうことがあるのではないでしょうか。 なんとなく解った気…

既存の作品に似ていると言われがちな人へ

こんにちは。サロンの吉野です。 よく人から自分の作品に対して、「××の作品と似ているんじゃない?」とか、「××とそっくり!」などと指摘される方は、少なからずいらっしゃるのではないかと思います。 元々他人が創ったものに感動して、創作を始められる人…

ジャニーズ事務所とテレビドラマ

こんにちは。サロンの吉野です。 ジャニーズ事務所の社長、ジャニー喜多川さんが亡くなられました。 少年野球のコーチをされていたジャニーさんが、その少年たちと映画『ウエストサイド物語』を一緒に観たことが、エンターテイメント産業への進出を意識され…

シナリオ発想法6 「~っぽい」という概念から抜け出す

こんにちは。サロンの吉野です。 前回に引き続いて、創作テレビドラマ大賞一次審査で感じたことをお話したいと思います。 今回の一次審査の結果を見て、はっきりとわかったことがいくつかありました。 一つは、ある種偏った考えのもとで、それぞれのコンクー…

創作テレビドラマ大賞一次審査通過作品発表

こんにちは。サロンの吉野です。 創作テレビドラマ大賞の一次審査通過作品の発表がありました。 サロンでこのコンクールに応募された方の中では、通過された方もあり、残念ながら通過できなかった方もいます。 ただ、いつも申し上げているように、コンクール…

2019年7月クール連ドラ鑑賞日記2 連ドラの大半が漫画を原作にしていることの功罪

こんにちは。サロンの吉野です。 7月クールの連ドラ、相変わらず漫画を原作にした作品が多いなあと思います。 先日記事にした『監察医 朝顔』もそうですし、火曜日に始まったTBS『heaven ご苦楽レストラン』、昨晩からの日テレ『偽装不倫』など、ほとんど………

函館イルミナシオン映画祭シナリオ大賞締め切りまで一週間

こんにちは。サロンの吉野です。 今朝ほど、会員の小林作さん「漫画脚本大賞」奨励賞受賞のお知らせをいたしましたが、喫禁のコンクールとして、函館イルミナシオン映画祭シナリオ大賞の締め切りが、あと7日に迫っています。 サロンの会員の中で、久しぶりに…

サロン会員コンクール受賞のお知らせ

おはようございます。サロンの吉野です。 早朝より嬉しいお知らせがありました。 サロンの会員でいらっしゃる小林作さんが、週刊マガジンとモーニング合同開催する「第3回漫画脚本大賞」で、応募総数1231本の中、『神獣医』という作品で奨励賞を受賞されま…

2019年7月クール連ドラ鑑賞日記1 ストーリーの縦軸と横軸のバランスのあり方について

こんにちは。サロンの吉野です。 私は仕事柄、連ドラの第1話は極力観ているようにしています。 今週から7月期クールのドラマがスタートしました。 まずは日曜日のTBS『ノーサイド・ゲーム』から観る予定でしたが、うっかりとオンエア、録画ともに忘れてしま…

シナリオ発想法5 違和感の無いアイデアの組み合わせ方

こんにちは。サロンの吉野です。 前回は使い古されたネタ、アイデアをアレンジするには、どうしたら良いのか?ということでお話を進めました。 その方法の一つとして、「既存のアイデア(作品の)と既存のアイデア(作品の)の組み合わせ」を行うことが有効であ…

使い古されたネタは、どうアレンジすれば良いのか?

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 6月末締め切りのコンクールも終わり、ホッとされている方もいらっしゃいましたが、早速次のターゲットに向けて始動している方もあり、昨日はそんな方々の発表がありました。 ■どこかで観た聞いた話…

プロット募集や企画募集に過度な期待を寄せないようにする

こんにちは。サロンの吉野です。 本日はゼミがありますので、短めの記事にさせていただきます。 プロのシナリオライターになりたいと思っている方は、コンクール応募の他に、出来る限りチャンスを広げようと考え、様々なところからのプロット募集や企画募集…

他人の作品に対する評価は的確なのに、自分の作品を客観的に見つめることが苦手な人にある特徴

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 その中、一つの話題で大きな議論になりました。 話題になったのは、他人の作品に対しては、的確な指摘、コメントができるにも関わらず、自分の作品に対しては、中々客観的に見つめることができない…

シナリオコンクール受賞のために必要なこと  それは「根拠の無い自信」を持つこと

こんにちは。サロンの吉野です。 前回はシナリオコンクールを受賞する人しない人の差を、継続することの大切さなど、精神面でのことでお話してきましたが、今回も技術的なこととは違う、心がけのようなことをお話していきたいと思います。 何かを達成するた…

シナリオコンクールを受賞する人 しない人

こんにちは。サロンの吉野です。 明日はゼミがありますので、今回は短めの記事にします。 よくコンクールを受賞する人は、どういう人なのか?というご質問をいただきます。 反対に、「どうして私は受賞することができないんだろう……」という嘆き節を聞かされ…

そもそも制作者は良質なドラマを創ることがドラマ制作の主目的ではないのかもしれない

こんにちは。サロンの吉野です。 前回、テレビドラマに番宣は本当に必要なのか?というタイトルでお話をしてきました。 少なくともドラマをしっかりと観ていきたい私のような視聴者からすると、番宣は百害あって一利無しにしか見えない……ということも、前回…

ドラマに番宣は本当に必要なのか?

こんにちは。サロンの吉野です。 7月になり、連ドラも新しいクールに入ります。 そこで毎回行われるのが、新ドラマの番組宣伝、いわゆる「番宣」です。 今晩のTBSは、かつての人気バラエティー番組だった『東京フレンドパーク』の看板で、新ドラマの宣伝を行…

出し終えたコンクールのことは忘れてしまう

こんにちは。サロンの吉野です。 本日は創作テレビドラマ大賞の締め切り日です。 応募する予定で、既に応募原稿を投函された方、ぎりぎりまで推敲に励んでいて、まだ投函されていない方、いずれにしても大変お疲れ様でした。 応募された皆さんが、良い結果を…

物語の発想について2 数学的な公式に当てはめるのも効率的な方法の一つ

こんにちは。サロンの吉野です。 一昨日のゼミで触れたことをお話します。 ある会員の方のあらすじの発表があり、そのあらすじを聞かれた別の会員の方から、「聞いていて、この話の中に、テーマらしいものが見えにくい……」という意見がありました。 もちろん…

本当は観客、視聴者に対して「説明」したいことなのに、そのことを知っているはずの登場人物に、それを会話で「説明」してしまうシナリオ上の失敗

こんにちは。サロンの吉野です。 昨日はゼミがありました。 シナリオ診断も、ほぼ終わりに近づき、診断を受けられた皆さんの最終的な直しの発表が、昨日は中心になりました。 それらの中で、主人公が副主人公に対して、大きな誤解をしているという設定の作品…

創作テレビドラマ大賞締め切りまで、あと4日 最後の最後まで粘って出来ること

こんにちは。サロンの吉野です。 創作テレビドラマ大賞の締め切りまで、あと4日になりました。 4日で出来ることは限られてきます。 とにかく最後の最後まで、「セリフ」を見直していただきたいと思います。 例えば、「君はバカだ」というセリフがあったとし…

定時で帰れる選択肢があることの幸せ 多様化する視聴層に、テレビドラマは今後どこにターゲットを絞っていくのか 

こんにちは。サロンの吉野です。 昨晩、新潟の地震の影響で、最終回の放送が延期になっていたTBSのドラマ、『わたし、定時で帰ります。』を観ました。 初回を観たきり、その後はあまり観ていなかったのですが、視聴率的には、想定の基準をクリアしていたみた…

雰囲気のある作品 雰囲気が無い作品 シナリオコンクール審査での無視できない感覚

こんにちは。サロンの吉野です。 6月はシナリオコンクールの締め切りがとても多いのですが、皆さんが応募される作品をシナリオ診断で拝読するときに、いつも感じることがあります。 それは、その拝読した作品に「雰囲気」があるか無いかということです。 「…